【LARA健口便り vol.4】花粉症で口呼吸になっていませんか？

こんにちは！歯科医師の千葉浩祐です🧑‍⚕️🦷

みなさん、今年の花粉は大丈夫でしたか？

私は、花粉症がひどく毎年春は目が痒く鼻水が常に垂れ流し状態になってしまいます・・・🤧🤧🤧

そこで！２年前から舌下免疫療法を行い、今年はほとんど症状が出ていない状態となり快適に過ごせました！！！

舌下免疫療法（ぜっかめんえきりょうほう）は、アレルギー性疾患に対する根本的な治療法で、特にスギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎に効果があります。

アレルギーの原因物質（アレルゲン）を少量から徐々に増やして投与し、体を慣らすことで免疫反応を抑制し、アレルギー症状を軽減・改善する治療法です。

メリットとしては、
・症状の根本的な改善が期待できる
・長期的な効果が持続する可能性がある
・薬の服用量を減らすことができる
が上げられます。

しかし、デメリットとしては、
※効果が現れるまでに数か月から数年かかる
※治療を中断すると効果が失われる可能性がある
※副作用として口腔内のかゆみや腫れ、のどの違和感などが報告されている
※まれにアナフィラキシーなどの重篤な副作用が起こる可能性がある
が上げられます。

このように自己管理が大切なため、自己管理がきちんとできる方へおすすめですね。

残念ながら舌下免疫療法は歯科医院では行うことができないため、耳鼻咽喉科にご紹介にとなります。

本当に、おすすめの治療のためお話しを聞くだけでもいいですのでお考えください🤗

何故ここまでおすすめするかというと、花粉症に限らず慢性鼻炎など鼻詰まりにより口呼吸になることで歯並びが悪くなる可能性があるからです😬💦

人の歯は、唇付近の筋肉と舌の筋肉のバランスにより適切な位置に並ぶようになっていますが、口呼吸によりお口周りの筋肉が弱まるとともに舌の筋肉により歯並びが崩れていく可能性があります⚠️

口呼吸が歯並びに与える影響は、特に成長期の子どもにとって重要です‼️

鼻呼吸が正常な発育を促進するのに対し、口呼吸は骨格や筋肉の発達に悪影響を及ぼし、歯並びの乱れや姿勢の不良を引き起こす可能性があります。

口呼吸が歯並びに与える影響としては、以下のものがあります。

1. 上あごの発育不良と歯列の狭窄

鼻呼吸時、舌は上あごの裏側に軽く接しており、この圧力が上あごの前方成長を促進します。
しかし、口呼吸では舌が下あごに位置し、上あごの発育が抑制されるため、歯列が狭くなり、歯並びが悪化します。
この状態は「狭窄歯列弓（きょうさくしれつきゅう）」と呼ばれます 。

2. 前歯の突出（出っ歯）

口呼吸により、唇の筋力が低下し、前歯を支える力が弱まります。
その結果、前歯が前方に突出しやすくなり、「上顎前突（じょうがくぜんとつ）」の状態が形成されます 。

3. 舌の位置異常と嚥下時の影響

正常な嚥下では、舌が上顎に接して飲み込む力を発生させます。
口呼吸では舌が下顎に位置し、嚥下時に舌が前方に突出する「嚥下時舌突出癖（えんげじぜつとっしゅつへき）」が生じることがあります。
これにより、前歯に持続的な圧力がかかり、歯が前方に移動しやすくなります 。

4. 顔貌の変化と姿勢不良

口呼吸は下あごの後退を引き起こし、気道を確保するために頭部を前方に傾ける「前方頭位」姿勢が常態化します。
この姿勢は顔貌の変化や姿勢不良、さらには運動機能の低下を招く可能性があります。

ご心配な点や気になることがある方は、是非盛岡LARA矯正歯科・こども歯科にご来院ください🤗🌟

優しい先生やスタッフがお一人お一人、丁寧に診査診断を行い、患者様のお悩みをお伺いします！

赤ちゃんからご高齢の方まで、0歳から100歳まで幅広い世代の方をお迎えしておりますので、ご来院をお待ちしております👍♪